ラケットの選び方

テニスラケットの選び方!絶対に知っておきたい基礎知識5つ

ラケット選びの基準となるのは、スペックの数値ですよね。

スペックを理解すれば実際に使わずとも、そのラケットのことを知ることができます。

逆に何もわからなければ、ラケット選びは失敗してしまうでしょう。

そこで今回は、スペックについての基礎知識5つを紹介します。

ぜひ参考にして、テニスラケット選びに役立ててくださいね。

フェイス面積

「フェイス面積」とはテニスラケットの”面”の面積のことです。

小さいもので85インチ程のものから、大きいものでは120インチ以上のものまであります。

標準としては100インチとされています。

100インチを境目に大きめ・小さめと分けることができるでしょう。

大きめの特徴

・スイートスポットが広い

・ボールの飛びが良い

・スピンがかかりやすい

・コントロール性能が悪い

”楽にボールが飛ぶ”というのが、大きめのラケットの最大の特徴となっています。

大きめのラケットは初心者やパワー不足に悩むプレーヤー向けです。

 

小さめの特徴

・コントロール性能が良い

・空気抵抗が少なく振りやすい

・スイートスポットが狭くなる

・ボールの飛びが悪い

”コントロール性能が良い”というのが、小さめのラケットの特徴です。

ストリングスの感触も伝わりやすいですね。

競技者向けラケットは、95インチや98インチといった小さめのものが多くなっています。

小さめのラケットは、細かいコントロールを求められる中級~上級者向けです。

ウエイト

「ウエイト」とはテニスラケットの重さのことです。

標準の平均重量は300gと言われています。

重いラケットの特徴

・打ち負けづらくなる

・面の安定感が高い

・腕が疲れやすい

・操作性が悪くなる

”飛びを抑えやすく、打ち負けづらくなる”のが重いラケットの最大の特徴ですね。

 

軽いラケットの特徴

・操作性が良い

・振り抜きやすい

・打ち負けやすい

・面がブレやすい

”少ない力でも扱いやすい”という点が、軽いラケットの特徴となっています。

 

ここで注意したいのが、『”ウエイト”では振った時の重さがわからない』ということ。

”ウエイト”とは、あくまで静止状態の重量のことなのです。

振った時の重さは「スイングウエイト」と呼ばれます。

実際のプレーでは、スイングウエイトが重要になってきます。

ここを理解していないと、『重いラケットを選んだのに打ち負ける…なんで…?』といった悩みの原因になるでしょう。

次の項目の”バランスポイント”と合わせて、ぜひ覚えておきましょうね。

バランスポイント 

「バランスポイント」とはラケットの”重心の位置”のことです。

スイングウェイトを測るための大きな指標となっています。

テニスラケットの長さは約680mmです。

バランスポイントの数値は、”グリップエンド”から”ラケットのヘッド”に向かっての長さになっています。

ラケットの中心である340mmを境目に、下記の3種類のバランスに分かれます。※一概には言えません。

  • トップライト・・・バランスポイント340mm以下
  • ミディアム ・・・バランスポイント340mm
  • トップヘビー・・・バランスポイント340mm以上

スイングウエイトはトップヘビーのもの程、重くなります。

カタログには「バランスポイント」のみの記載で、トップライトかトップヘビーかといった”バランス”が記載されていない場合も多いです。

実を言うと、バランスポイントの数値が小さい=トップライト とは一概には言えません。

しかしバランスポイントについて知っていれば、スイングウエイトが重いかどうかの予測はできるでしょう。

ラケット選びの際に役立つので覚えておきたいですね。

フレームの厚さ

「フレームの厚さ」は17~30mm程度です。

下記の3種類に分けることができます。

  • 薄い  ・・・17~21mm
  • 中くらい・・・22~25mm
  • 厚い  ・・・26~30mm
厚いラケットの特徴

・厚いほどフレームが硬い

・ボールが楽に飛ぶ

・打球感が伝わりやすい

厚いラケットは「厚ラケ」とも呼ばれます。

フレームが厚いほど硬くなり、反発力が高くなります。

初心者やパワーを補いたい人におすすめです。

 

薄いラケットの特徴

・薄いほどフレームが柔らかい

・ボールの飛びを抑えられる

・振動の吸収性が高い

フレームの薄いラケットでは、ボールの飛びを抑え、コントロールがしやすくなります。

筋力に自身のある方におすすめです。

グリップサイズ

「グリップサイズ」はグリップの太さのことです。

通常1~3の数値で表され、数値が大きいほど太くなります。

太いグリップの特徴

・グリップが固定しやすい

・面がブレにくい

・ラケットヘッドが回りにくい

ストローク重視のプレースタイルに向いています。

 

細いグリップの特徴

・手首の自由が利きやすい

・ラケットヘッドが回りやすい

・グリップが固定されにくい

 ネットプレーヤーやオールラウンダーに向いています。

 

グリップサイズの特徴を述べました。

プレーに影響が出ることはわかりましたね。

しかしここでは、自分の手に合ったサイズを選ぶことをおすすめします。

なぜならグリップは補助的な要因に過ぎないからです。

プレーに関わる要因は”ラケット自体”にあります。

あくまでサポートであると覚えておきましょう。

”ラケットを最大限に活かすため”の選び方を下記に紹介するので参考にしてください。

グリップを握った時に、

親指の付け根と薬指の間に指が一本入るくらい

が適切なグリップサイズです。

一般的には「8mm」程度がベストだと言われています。

ラケット選びの際には、グリップテープの上巻きも考慮しつつ

”8mm”のスキマを目指して選べば間違いないでしょう。

まとめ

テニスラケット選びに欠かせない基礎知識を紹介しました。

ぜひとも手に入れた知識を使って、自分自身でラケットを選んでみてくださいね。

種類が豊富なので「初心者におすすめのテニスラケット ランキング!2017年版」や、

テニスラケット人気ランキング!2017年最も選ばれたのは?」を参考にするのが効率が良いかもしれません。

自分にピッタリのラケットを見つけて、テニスを楽しみましょう!

以上最後までありがとうございました。

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